2005年 初秋 京都親孝行旅行2005年京都親孝行旅行 2005年10月31日~11月2日の2泊3日でさるかもめは両親と「京都親孝行旅行」にいきました。 父は「清水寺」と「太秦映画村」へは行った事があるのですが、母は全く初めて。一度は京都へ行ってみたいという希望を叶えたいとの気持ちで、計画しました。 どのように回ろうかなぁと計画をたて、両親にも「行きたいところがあったら教えて」といったのですが、「どこでもいいよ!」との返事。 ところが、前日、東京に来た父に「はいこれ」と一枚の紙を渡された。 その紙には「行きたいところ」と書いてあり、色々な神社、仏閣の名前が沢山。おおおっーっ。いつの間に。 < 10月31日> あさ、9時半頃の新幹線でいざ京都へ。 快晴で暖かく旅行日和である。新幹線から富士山を見ようと思うも、反対 側の席だったので、見逃してしまう。 駅に着き、タクシー会社の「VIPステーション」へ 手続きが済み、早速観光へ。 ドライバーさんから「まずはどちらから」と聞かれ、父の書いた紙を出す。「おぉっこれはすごいですねぇ、まぁ、なんとかなりますよ」と言われちょっとびっくり。 まず初めに 西本願寺 へ ここは実家のお寺さんのご本山なので、まず初めに行く。 両親と共に神聖な気持ちで入っていく。本道はホントに広かった。 時間をかけ拝む。ご先祖様を大切にしている両親だから、思いいれもひとしおだろう。 次に 二条城へ 大阪夏の陣、冬の陣の本陣であり、大政奉還の場所。 庭園がとても見事でした。 歩くのに心配だった両親も見ながらなのでけっこうあるきことができた。そして、ドライバーさんがここは見たほうがいいでしょうとか、後は見なくともいいですよと教えてくれるので楽チン。 父の希望で 大覚寺へ よく時代劇の撮影に使われる門跡寺院で有名ですね。 ドライバーさんが色々と説明してくれました。 重要文化財の「障壁画」の前には赤い毛氈がしいてあり、なんとそこに座り障壁画をバックに写真が取れるんです。ビックリしたけどしっかりパシャ! 写真に見る菊は大覚寺の「五本菊」といって一つの場所から5本の菊の枝が伸びてくるように、丹念にお手入れしているそうです。 嵐山、渡月橋。嵯峨野周辺へ すんなりと行けるのがタクシー観光のいいところ! 土・日・祝日は車両不可の道路でも平日だから楽に行けました。 天気がとても良いので渡月橋、水面にキラキラ光る太陽の光、少しはにかんだような嵐山・・が本当に美しかったです。 化野念仏寺近くの「竹林」も緩い坂道でしたが、ゆっくり歩きちょっとだへ平安人の気持ちに? 嵯峨野周辺は沢山のお店があったのですが、タクシーで素通りでした。 今日のメイン 金閣寺へ いやぁ・・金閣寺です。やっぱりこれを見なくては。 ドライバーさん曰く、夕方の西日の金閣寺が一番綺麗だから最後にしたんですよ・・と。 本当にそうです。この写真でわかるかな?水面に金閣寺が映っているでしょう。うつくしかったです。 「陸舟の松」・・来世へ行くための船に(?)見立てて作られた松ですが、これが良く手入れされていて見事でした。 ・・・ここでビックリ・・・ 金閣寺ほどの名所でもトイレに「ペーパー」が初めから置いてある形跡がなく女子学生が「キャー」と騒いでおりました。 「竜安寺」の「石庭」も見たかったのですが、疲れたので今日はこれでおしまい。西本願寺近くの宿に宿泊しました。 (なんと、両親と共に20時半には布団で寝た私) この宿から「京都タワー」が美しく見えました。 < 11月1日> 西本願寺へ徒歩3分という宿だったので、朝6時半にまた行く。 お経や今日の法話をされていた。最後まで聞いていたかったが、朝食の時間を過ぎていたため途中で宿へ。(しかし両親は満足げ) 9時にタクシーを予約していたのだが、30分早めにきてもらった。 これが・・ 大正解!! まずは、やはり父が行きたがっていた 伏見稲荷大社へ 9時前に着いたが車が多い。聞いてみたら今日は「月次祭」とのこと 朝からラッキー!!幸先の良い一日です。 普段は見られない一番偉い神主さん(?)の様子を見ることが出来ました。 ドライバーさんも初めての経験だったそうで真剣に皆でその様子を見ました。その後、写真にあるように「千本鳥居」を歩く事に。 奥に名前を忘れてしまいましたが、石が2つ置いてあり、願い事をしてその石を持ち上げた時に、予想以上に軽かった場合は願いが叶う。重い場合は残念・・という石があり、人々がならんでいました。 やってみました。・・・重かったけど持ち上がりました。 いもうと2の幼い息子2人は「鳥居大好き」らしいです。 ここ、伏見稲荷ではお土産用の赤い鳥居が様々なサイズで売っており、父は幼い可愛い孫に、鳥居と狐のお面を購入。 ・・・孫のうれしそうな顔が目に浮かぶと目を細めます・・・・ (後にも先にも鳥居のお土産はここだけでした) 次は 東福寺へ 丁度「三門」が特別拝観の期間だったのですが、あまりの高さと(見上げるくらい)階段が急斜面に見えたのでやめました。 「通天橋」からの有名な景色は素晴らしく。ほんのりと色づいたカエデや紅葉が美しかったです。 丁度「読経」が始まる時間帯らしく、お坊さんの列を見ることが出来ました。ドライバーさんも「いやぁ、こんな瞬間にめぐり合えるのは初めてです」と興奮してました。ラッキーです。 東寺へ 日本最大の塔である「五重塔」は圧巻でした。塔の高さはその時の権力を象徴するそうで、圧倒的な存在感でした。 京都で初めて仏像を見たのがここの講堂でです。おおおっーっとその大きさにもビックリ。若い頃ならなんとも思わなくてもだんだんと、少しずつでもその静かな慈悲深さがわかってきたような?? ここは入場料が一人800円で・・お高いと思いました。 ・・・・・ランチタイム・・・・ 見て・・歩いて・・・疲れました。 ドライバーさんのお勧めのお店 京四季へ。タクシーで行ったので住所はわかりません お店の前に着くと旦那さん自らのお出迎え(うぉぉっこんなこと初めての経験) ちゃんと、打ち水もしてありいい気分。 足の弱い両親のために、掘りごたつ式のお座敷へ通され楽チン。 ひょうたんの形のお重は三段重。お重を引き出すたびにうわぁ(^v^)おいしそう。昼からビールも頂いていい気分。 京都のお刺身って本当においしいです。昨日の宿の刺身もとてもおいしく今日も!。魚にはうるさい父も、「京都の刺身はうまい」と絶賛。 おいしいお食事を頂いた後、和菓子とお抹茶のサービスが(タクシーの運転手さんからでした)とてもうれしかったです。 そうそう、このお店はパティオ(中庭)があり、綺麗な石庭でした。玄関の生け花もそれはもう素晴らしく。「あぁ京都にいるんだ」との思いが強くしました。 帰りの際もまた、ご主人が玄関までお見送りしてくれ「おおきにぃ~」を何度も繰り返され、母は「男性のおおきにぃの響きがステキ!」と帰りの新幹線に中でも、このご主人の話しをしていました。 平安神宮へ 今日も朝から好いお天気で暑いくらい。そしてお昼に一杯飲んでおいしいものを食べて、いい気分での観光です。 白砂を敷き詰めた境内に、緑の屋根と朱塗りの円柱がとにかく鮮やかです。 目を見張るばかりで、平安のロマンを感じさせてもらいました。 平安神宮は「桜」がとても有名らしいので、その時期にまた来てみたい場所です。 岡崎・哲学の道あたり この写真の辺りは、別荘地帯だそうです。本当に静かで美しい町並みです。タクシーから降りて、せせらぎに耳を傾け通り沿いにちょっとお散歩。 あぁこれもまたロマンティック。母もお気に入り。 銀閣寺へ ここで、ハプニング!!銀閣寺への参道を歩いていた父が「足が痛い」と言ってリタイア。(父も足が弱っていたんです。反省) 母と一緒に観光しました。総門を入ってすぐに両側に続く「銀閣寺垣」。低い石垣と竹垣、常用樹の高い生垣からなるそうです。 「わびさびの世界」とよく言われますが、ホントにその通り。ドライバー曰く「銀を使用したのは、100年後を見据えて使った。金と違って銀は後々渋みが出るから」だそう。 金閣寺は何度か金箔の張替えをしているが、銀閣は当時のままの姿でいるそうだ。う~~ん・・素晴らしい。 そしてまた「白砂を固めて作った円錐台形の向月台」を始めとして、とにかく素晴らしい「庭園の魅力」 母はこの「銀閣寺の庭園」が一番好き!!だそうです。 三十三間堂へ 何故三十三か?・・本堂の内陣の柱間が33あるためだという。 堂内にびっしりと並ぶ千手観音像に圧倒される、す・・すごい。 あぁ綺麗なお顔だなぁと思うとその像は「国宝」だったりする。本当に人間のお顔に見える。 「会いたいと願う人の顔がある」と伝えられるその観音像は、美しい。 今日の観光はここでおしまい。結構回って私でも疲れた。駅前のホテルへ。 17時ごろ着いたので、デパートに行ってお土産を買う。 < 11月2日> あっという間・・今日は旅行最終日。 今日も朝、8時半からの行動にしました。前日ドライバーさんが「一番京都らしいところに連れて行ってあげましょう」との話で何処へ?? 祇園の町並みです。いやぁ・・・TVで良く見る風景で、舞妓さんや芸妓さんが歩いていそうな感じです。 雑誌の取材かな?沢山写真を撮っている方々がいました。 秋の一般公開の京都御所へ 今日から一般公開です。昨日、参観手続きのために行ったら「明日から一般公開なので必要ない」とのことでとてもラッキー!! とにかく沢山の見学者です。全国津々浦々からのナンバープレートの車やバス。 入る前に「手荷物のチェック」がありました。なんだか怖い。 広い・・とにかく広い。そして「雅な世界」 手入れが良く行き届いた(当たり前だが)お庭。何もかもが優美な雅な世界でした。 「秋の一般公開記念品」なるものも販売してあり、皇族の方々の御印の着いたお品やカレンダー等が販売してありました。 そういう販売があることも全く知らなかったのでビックリ!! おいしそうだったので(美味しかったです)購入しました。又、懐紙や一筆便箋などがとてもお上品な柄だったのでそれも購入。 ゆっくりと(1時間半くらい)見てちょっと休んで、駐車場に戻ると、ドライバーさんが「あんまり遅くて迷子になったかと・・」と笑顔で言うので、あらら??そんなに長居だったかしらというくらいゆっくりの参観でした。 次はやっぱりここ!! 清水寺へ さすが・・清水寺に着いたとたん、観光客が沢山います。外国からのお客様も沢山います。ここでもハプニング!! 清水までの参道はある程度までタクシーで登れます(平日は)が、やはり坂道を登るので父が足が痛いとのことで断念。 またまた母とふたりでの観光です。 「清水の舞台」ですが、現在は危ないので下がみられないそうです。 「轟門」を通って舞台のほうへ行くですが、宝塚の「轟悠」さんのファンなので「轟」の文字に反応して写真を撮ってみました。アハッ 少しずつお正月の用意をしていました。「音羽の滝」までは階段があるのでそれはやめ「ぬれ手観音様のありがたいお顔を拝見してまいりました。 参道で 「あじゃり餅」を購入。もちもちしてとてもおいしいです。 体調回復した父と共に今回の京都旅行の締めくくりは 八坂神社へ 八坂神社は実は私が若い頃よく夢に出てきた場所で、20数年前初めて訪れた時に「あぁ私ここに来た事がある!。夢に良く見た場所だ。懐かしい}と思ったものでした。 今回もやはり懐かしさを感じました。 これで京都観光もおしまいです。駅前までタクシーで送っていただき、「伊勢丹」で昼食を食べました。 「美々卯」という「うどんすき」で有名なお店なのかな?時間がないので色とりどりのランチを頂きました。 立派でしたねぇ京都駅!!折角なので、食事をした17Fからエスカレーターでず~っと下っていきました。 11月2日でほらっ!おおきなクリスマスツリーが飾ってありました。 帰りは奮発してクリーン車を予約。ゆったりとして富士山も綺麗に見え帰宅しました。 今回2泊3日の京都旅行。毎日良い天気に恵まれ、また、普段見られない様子を見ることも出来、本当に恵まれた旅行でした。 次回は是非「春の京都」を訪れてみたいなぁ(^^♪ ☆長々とご愛読ありがとうございました!(^^)! 誤字、脱字、表現の間違い等ありましたらお詫び申しあげます。 ※このページの文章、写真の無断転載はお断りいたします。 |